台風のあとは、なんだか空も空気もいくぶん秋めいてきましたね。
夏休みをいかがおすごしでしょうか?
ほとんど用事のない私は、家と図書館を行ったり来たり。たまに町の喫茶店で本を読むといったところです。
本といえば、なんにもやることがなくなったら、この本を読みかえしたいと思っているのです。
これは、ミス・リードというイギリスの田園生活を書いた作家の作品です。
この作家はイギリスの田舎暮らしをシリーズで書いていて、どれも村人の暮らしの細やかさが書かれ、ゆったりした幸福感を味わうことができます。イギリス人は田園生活に憧れをもっているとよく聞きますが、そんな暮らしぶりを満喫できる小説です。
とくに大きな出来事もなくさまざまな人の人生がほの見える、そんなおだやかな日々が書かれています。
いま、調べたら、彼女はたくさんの本を書いたこと、昔の方だと思っていましたが最近まで生きておられた(2012年、98才)ことを知りました。
以前、カンタベリーに行ったとき、図書館にも行ってみたのですが、たしか書架にこの作家の本が1冊ありました。ロンドンの書店では探したのですが、探し方が下手だったせいか、見つけられませんでした。ただし、amazonn uk ではミス・リードのたくさん本が売られています。日本版の中村妙子さんの訳はとても読みやすいです。
日本ではあまり知られていませんね。
もっと読まれるといいなと思います。
今日もいい日に。