雨の朝です。
どんな日も真珠の一粒。大切に過ごしたいです。
この頃、掃除が楽しくなりました。以前は家事のなかで最も苦手で、やりたくないことだったのですが、いまは朝から積極的に動いています。とはいっても15分くらいですが。
この変化(というほどのことでもないですが)は、掃除機ではなくほうきを使うようになったためです。ほうきなんて面倒と、納戸の奥にしまわれていたんですが、ほうきは便利という記事を読み、さっそく取り出し使ってみました。
これがとてもいい。静かで、隅々までていねいに塵が取れますね。なんとも気持ちいい時間が持てます。
ほうきを使いたいために掃除をやっているといったところでしょうか。
最近見直した日本の道具の一つです。
先日、知人との電話で「生活が単調になったね」という話になりました。
ほんとにそうですね。それはこの状況下でたいへんな事態の方も多いのでありがたいことでもあるのは重々承知ですが、日々どこか停滞している気分があります。
そんな気持ちを一掃することはできませんが、平均値の気分は保っていたいです。
雑誌『婦人之友』8月号の「こころの深呼吸」で海原純子さんが「『好奇心』がストレスを減らす」というタイトルで書いています。
「好奇心をキーワードにすると、日常生活に新しい視点が生まれます。それを知っても収入が増えるわけでも。人からほめられるわけでもない。目にみえるものは何ひとつ増えるわけではないのですが、そのプロセスのひとときが輝きます。」
そうなんですね、好奇心。でもその好奇心すら出てこないこともあります。私もそうです。ただ先日、こんな体験がありました。
写真のzoom講座を受けているんですが、「好きなテーマで組写真をつくる」という課題が出ました。
テーマは何にしようといくら考えても決まらない。
そこで外に出て、歩いていたら、三角の赤い表示がありました。そこから、街のなかや身の回りの三角を探して撮るということをしたら、楽しめたんです。三角を探してそれが何になるのということは抜きにして、街や家のなかが別の目でみることができる時間がポコリと生まれた。好奇心って、自分でつくることも必要なんですね。
街なかではないけれど、これも三角。
その後、三角を撮っているわけではないんです。でも、次は何を撮ろうというきっかけになりました。
三角がいっぱい!
今日もいい日に。