本屋さんは生活のなかの居場所になった。

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街の本屋さんが好きだ。

ふつうの品揃えの本屋さんもなかなかそれぞれの味があるし、駅ナカ本屋さんもちょっと立ち読みにちょうどいい。

この『東京の美しい本屋さん』(田村美葉、エクスナレッジ刊)はおしゃれ雰囲気系の本屋さんがたくさんの写真で紹介されている。

行ったことあるところは数件のみ。知らない本屋さんが載っていた。

この表紙の本屋さんは、中目黒の Under the mat というお店だそうで、カフェか雑貨屋か、個人の部屋かわからないほどで、このゴチャ感は好きなかんじ。

本屋はもう本を売るところというのを超えて、そこにいる場所を提供しているところに変化してきている。

本だけ探して買うというより、そこにいる時間を楽しむのかな 。

だからこういうガイドブックで自分のテイストに合う本屋さん選びもまた楽しい。

これを見て、行きたい本屋さんがたくさん見つかったなあ。

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この写真はコペンハーゲンの本屋さん。いいかんじだった。

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ここは大きな本屋さん兼カフェ。すごく好きな店だった。

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ところで、歩いていて入ったこのお店はどのケーキやデニッシュにもデンマークの旗がついていた。デンマーク愛かな。

デンマークといえば、先日、息子からもらった誕生日一つがIrma(イヤマ)スーパーのエコバッグで、イヤマスーパーは2023年に閉店になったけれど、日本で買えるらしい。

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トイレトペーパーにもイヤマちゃん。なんにでもこのイヤマちゃんが描いてあってかわいくてよかったのになあ、閉店。

ところで、デンマークの家はとてもかわいい。

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散歩していると、ほんとにどの家もかわいくて、コンパクトに見えた。

本屋さんから、まがり道の話。

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今日もいい日に。

# by komako321 | 2024-02-02 10:50 | 本屋

『エナガの重さはワンコイン』だったなんて!

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日曜日。
ホッとひと息いれたい日。

なにか困ることがおきても、料理本を見ていると現実を60%くらい忘れていられる安易な性格なので助かっている。

作る作らないではないけれど、こんな料理が出来たらいいなくらいのラクさがいいので。

ただし、難しい料理本はだめで、ちょうどいいのが「きょうの料理ビギナーズ」(NHKテレビテキスト)。

「ハツ江さん」の絵も楽しい。

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2月号でも現実を忘れられた。なんのために見ているのだか、、、。

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これはスウェーデンのカービングの本。英語版です。

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以前買ったスプーンのカービングはイギリスのだったけれど、出ているスプーンの形が違う。

そういうのを見ていると、地域性が感じられて面白いし、日本の箸文化と異なるスプーン文化の長い歴史を感じる。

古代エジプトでは紀元前1000年には木製スプーンが使われていたという。木材とナイフがあれば家庭で作られていたのだろうか。木製は土のなかで腐敗するから出土しずらいのでどのようなものだったのだろうか、わからないが。

その後、金属加工のものが出てきたが、中世ヨーロッパでは一般庶民は木製スプーンを使っていたという。

スプーンの話が長くなった。
食生活にかかわる用具、器具も人間の歴史の間近にあったものだから、調べたらおもしろいだろうな。

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これは鳥についての本。『エナガの重さはワンコイン』(くますけ絵・文 上田恵介監修 山と渓谷社)。

この本はたくさんの身近な鳥の生態を書いたもの。

とてもおもしろい。

シジュウカラがもうさえずり始めている。
その仲間のエナガも冬になるとけっこういる。

「カラ」の仲間(ヤマガラ、コガラ、シジュウカラ、、、)はたくさんいる。

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「野鳥」2024年1・2月号(日本野鳥の会発行)より

このなかでもエナガがいちばん重さの軽い鳥だそうだ。

その重さは7グラム、500円玉と同じで、カブトムシより軽いという。
え、それほど軽いの!

そこを入り口にエナガの生態が書かれているが、1見開き2ページで書かれ、ちょうどいい読み心地。

きょうこれを見ていたら、明日からの散歩で鳥を見て楽しめるかもしれない。

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今日もいい日に。

# by komako321 | 2024-01-28 12:37 |

新しい荷風が見えてくる――持田叙子著『おとめ座の荷風』

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この頃の永井荷風についての本で、とても斬新でおもしろいのが『おとめ座の荷風』(持田叙子 慶応大学出版会)。

これまで永井荷風といえば、花柳界や娼婦を書いた作家と見られていた。

しかし、この本の題名からして驚くが、著者は「荷風の一つの原点は、乙女である」と、また、荷風は「美と平和を愛する乙女の純に共鳴して生きた」という。

荷風文学をおとめ文学として読み解いた本の誕生で、素晴らしく、新しい荷風論。

この著者は、『荷風へ、ようこそ』では、散歩や紅茶を愛する、生活の細部を楽しむ荷風を書いたし、『永井荷風の生活革命』など、それまでの花柳文学の視点ではない、現代にも通じる荷風像を書いていてとてもよかった。
このたび、「乙女」をキーワードに、女性の作家たちの系譜や、時代をどう見ていたかを解いてくれている。

荷風好きの方はぜひどうぞ。


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大寒を過ぎ、昨日今日の寒さはきびしい。

近所で高さ10センチくらいの霜柱を見た。この頃霜柱を見ることもなかったのでびっくり。植木鉢のパンジーが寒さでしなりとなっていた。

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以前、パソコンをいつでも使えるようにつけっぱなしで寝ていて、ずっと24時間稼働させていたら、パソコンがおかしくなってしまい、修復に時間がかかった。
それから、寝ようと思ったら、パソコンを早めに切るようにしたら、パソコンもちゃんと働いてくれている。

人間も同じだな。

寝る間も惜しんで考えたりしたら、パンクする。

できないことはできなくてしょうがない、明日やることがあってよかったと寝てしまうことにしたら、いままで5時間睡眠だったのが、いまは7時間も寝ている。

柚木沙弥郎が「“明るく”あきらめるのがいいね」といっているが、ほんとうにそうだなと思う。


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今日もいい日に。

# by komako321 | 2024-01-25 20:10 |

レシピの人数も多様になった!

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このあいだ、管理栄養士の友人との話のなかで、以前はTVも料理本もレシピは4人分の分量ばかりだったという話になった。
彼女は仕事柄、レシピを見る、自分もレシピを作ることが仕事だから、とっくに気がついていて、私はそういえば、4人分を少なく換算して作っていたなとそのときに気がついた。

いまや1人暮らし、2人暮らしが感覚的に半数以上いるかんじ。レシピの人数も時代に応じていってほしい。

ちょっと雑誌を見たら、「暮しの手帳」はある号は(3~4人分)となっていたり。「婦人之友」は4人分が主でときに2人分もあり。「うかたま」は、4人分だったり、1人分だったり、2人分だったり。
どの雑誌も一概ではない。そうなってきているんだろうな。

家族は4人がいい、だからレシピも4人分と決めたのは、いまの暮らしには合わない。4人家族が幸せの数になっていたのも戦後の一時期かもしれず。

家庭って人数で決まるわけでないし、いまは多彩になった。

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もっとゆるやかに暮らしたい。

前回紹介したコミック『家が好きな人』も全員仕事を持つひとり暮らし。みんな好きなものを集めて、ホッとする空間を作っている。それでいいね。

〈いつかのおやつ〉

小麦、ライ麦つくりの会をしていた友人から挽いた小麦をもらった。大事にしている。このあいだ、スコーンを焼いてみた。

小麦と卵、ヨーグルト、砂糖、ベーキングパウダーで作った。ヨーグルトと生クリームを入れるのだけれど、生クリームはあいにくなし。ヨーグルトのみ。
噛み締めたときの小麦の味がとてもよ~く感じられて、おいしかった。

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寒いけれど、いまは、小さな庭の落ち葉掃きがリラックスタイム。

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今日もいい日に。

# by komako321 | 2024-01-19 20:35 | 考え方 | Comments(0)

『家が好きな人』を読んだら、自分が好きになるかも

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急に寒くなった。

家にいたいなあ。外にいれば早く家に帰りたい、そういうかんじになる、この頃。

昨日読んだのは『家が好きな人』(井田千秋 実業之日本社)。アマゾンでお求めのときはこちらからも

5人の女性が暮らす部屋が描かれているコミック。みんなひとり暮らしで働いている。

その5人がどんな部屋に住んで何を食べているか。

ほんと何気ない暮らしの情景なのだけれど、その暮らしの一コマ一コマがリアルで、いとおしく思えてくる。

描かれているコーヒーカップとか、ソファとか、机とか、こたつとか、観葉植物とかまでが住人の気持ちに寄り添っている。
5軒はどれも1K、1DKの部屋なんだけれど(間取り図あり)、どこも住んでいる人の好みの部屋になっている。それらを見ているだけでまったりとおだやかな気分になる。
断捨離はここにはない。好きなものに囲まれてこそ作れる自分の家が絵になって、すっと読み手に差し出されている。

雪の日にアイスと温かいお茶、スナックをトレイに乗せていたり、コンビニ鍋に天ぷら(やはりコンビニのかな)を足してフウフウしながら美味しそうに食べる様子が、なんともいいかんじ。

みんな外ではいろんなことがあっても、家でこんなふうにリラックスしているんだなと、こちらまでそのホッとする気分が伝わってくる。

居心地のいい世界。だれでも作れそうで、やはりコミックだからこそ伝えられるものがあって、それがいいのかな。

いまの現状、寒風、雪、雨、寒さ厳しい地で、家では過ごせない人々がたくさんいらっしゃる。能登の人々に早い復旧復興を願います。

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人って、ものが好きなんだと思う。そういうもののある部屋は見飽きないと、このコミックを読んで思った。

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今日もいい日に。

# by komako321 | 2024-01-12 10:35 | 暮らし方

見たこと、読んだ本のこと、聞いたことを書いています


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